只今、昨年9月に開催した「三木貴徳テノール・リサイタル2019」の、プログラム後半でお届けした
オペラ・ハイライト《La Traviat ~椿姫~》
の映像をYou Tubeで公開しています。
NHK連続テレビ小説「エール」でも取り上げられていた作品です。
オペラは敷居を高く感じられる方も多い芸術ですが、本来はその時代、時代を写した娯楽です。
テレビも映画もない時代、演劇やオペラを見に劇場へ行くのが楽しみ。。。
江戸の庶民が、歌舞伎や相撲を楽しみにしていた感覚と似ているかもしれません。
実際、初演の翌日には街中で歌われていた、などという逸話が残る作品もあるくらい。
現代の人気ドラマや映画と似ていると思いませんか?
音ちゃんが取り組んだヴィオレッタの生涯を、ぜひご覧になってみてください。
(椿姫を書いたのは…)
原作小説の作者はアレクサンドル・デュマ・フィス、父はアレクサンドル・デュマ。
デュマ・フィスは1844年二十歳の頃高級娼婦と恋をしますが、この恋愛体験をもとに小説「椿姫」を上梓。
息子が恋に溺れている頃、父は小説「三銃士」を発表。
同時代の作家にはビクトル・ユーゴーがいますが、このころは小説「レ・ミゼラブル」執筆のため長期沈黙中。
1848年 原作小説発表
1850年 デュマ・フィスにより戯曲化され初演
(時系列で並べてみると。。。)
1793年 マリー・アントワネット 断頭台の露と消える@フランス
1815年 ジャン・バルジャン、パンを盗んで捕まる《レ・ミゼラブル》@フランス
1820年代 カルメン、情熱的生涯を送る《カルメン》@スペイン
1833年 ジャン・バルジャン死去《レ・ミゼラブル》@フランス
1837年 ミミとロドルフォ出会う《ラ・ボエーム》@フランス
1850年頃 《椿姫》@フランス
written by 事務局
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